チリのワイン造りは19世紀後半に始まったといわれ、新世界の中でも比較的新しい産地です。

 

 

 

しかし、ここ十数年で新世界の新しいワインとして世界中から注目を集めており、マイポ、ラペル、マウレといった耳慣れない産地の名前も、世界のワインコンクールで聞かれるようになりました。

 

チリが世界各国にワインを輸出する代表的な産地へと急成長を遂げているのには、海外資本の影響があります。

 

しっかりと塾した糖度の高いブドウが得られるチリの恵まれた気候や土壌を求め、海外資本が次々にチリに進出してワインを生産しているのです。

 

チリの恵まれたテロワール、フランスの栽培方法、カリフォルニアなどの近代的な醸造方法が融合し、コストパフォーマンスに優れた国際品種による上質なワインが生み出されています。

 


チリを知るおすすめの3本

パルグア・プレミアム

パルグア・プレミアム
チリらしい凝縮感あふれる力強い味わい
チリにおいて早くから一切の化学農薬、人口合成物を使用しないオーガニック栽培を行っており、1995年にはスイスIMOにより認定されたオーガニック・ワイン。
チリの恵まれたテロワールと徹底した栽培管理により凝縮されたブドウから、芳醇な果実味の力強いワインが生まれる。
酸味:★★☆☆☆ 渋味:★★★★☆ 果実味:★★★★☆
甘味:★★★☆☆ ボディの厚さ:★★★★★

基本データ
品種 カベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロ6%、カルネール4%、シラー8%、カベルネ・フラン2%
産地 マイポ・ヴァレー アルト・マイポ
造り手 ヴィーニャ・パルグア
ヴィンテージ 2007年
アルコール度数 13.5%
黒に近い紫
香り ほのかな還元臭があり、スモークの香り、ハーブや土、鉄、インクも感じ取られる複雑な香り
酸味と渋味が突出しており、後から厚みのある果実味が追いかけてくるフルパワーな味わい

モンテス・アルファ・シャルドネ


濃厚で芳醇なチリのシャルドネの典型的スタイル
チリのシャルドネは南国フルーツの香りと濃く豊かな果実味が特徴。
このワインは濃厚なだけではなく、芳醇な複雑味も感じられます。
この味わいが2000円台で楽しめるのは、驚くべきコストパフォーマンスの高さといえる。
酸味:★☆☆☆☆ 渋味:☆☆☆☆☆ 果実味:★★★★★
甘味:★★★★☆ ボディの厚さ:★★★★★

基本データ
品種 シャルドネ
産地 カサブランカ・ヴァレー
造り手 モンテスS.A.
ヴィンテージ 2010年
アルコール度数 14%
濃いイエロー
香り パイナップルなど南国フルーツの香りが豊かに広がる
濃厚で芳醇な果実の凝縮した味わい

メルロー・ヴィエイユ・ヴィーニュ

メルロー・ヴィエイユ・ヴィーニュ

エレガントさを持ち合わせた芳醇な果実味
チリのメルロは、やわらかさと果実味がしっかりと堪能できる味わいで、コストパフォーマンスのよいワインが多いのも特徴。
このワインは、さらに余韻の長さと苦味によるエレガントさももつ、ハイレベルな味わい。
酸味:★★☆☆☆ 渋味:★★★☆☆ 果実味:★★★★☆
甘味:★★★☆☆ ボディの厚さ:★★★★★

基本データ
品種 メルロ100%
産地 ラペル・ヴァレー
造り手 シャトー・ロス・ボルドス
ヴィンテージ 2010年
アルコール度数 13.5%
濃い赤紫色
香り 青ピーマンの香り。後から樽と青い果実の香りがしてくる
濃い果実味。余韻が長く苦味もあり、やわらかなエレガントさがある
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