ボルドーと並びフランスの2大産地として知られるブルゴーニュ。

フランス中東部に南北約300kmにわたって広がる、比較的冷涼な地域です。

ブルゴーニュで造られるワインは一つのブドウ品種から造られるのが特徴。

主要品種はピノ・ノワール、シャルドネ、ガメイの3種類です。

1品種のブドウの出来がワインの質を左右するため、ワインはテロワールを反映しやすく、さらにそのテロワールは細分化された小さな畑ごとに異なり、畑単位の格付けを持つのも大きな特徴です。

ブルゴーニュスタイル

  • 特徴:一つのブドウ品種から造られるのが特徴。
  • 香り:若いうちはイチゴの香りで、熟成にともないなめし革など動物系の香りになる。
  • 味わい:酸味、渋味、果実みのバランスがとれた上品な味わい。

ブルゴーニュを知るおすすめの3本

 

ブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェMCMXXVI(1926)

ブルゴーニュらしい上品な酸味と豊かな果実実
世界的に評価されている実力派のドミニク・ローラン氏が息子と設立したドメーヌ。

化学肥料を使用しない自然農法を取り入れ、徐梗せず、亜硫酸もごくわずかしか使わないなど徹底した拘りを貫いています。

「MCMXXVI(1926)」は畑で一番古い樹の植樹年を表しています。

酸味:★★★☆☆ 渋味:★★☆☆☆ 果実味:★★★☆☆
甘味:★☆☆☆☆ ボディの厚さ:★★★★☆

基本データ
品種 ピノ・ノワール
産地 ブルゴーニュ
造り手 ドメーヌ・ローラン・ペール・エ・フィス
ヴィンテージ 2008年
アルコール度数 12.5%
透明感の強い明るいルビー色
香り トップノーズは軽い還元臭、タクアンの香り。スワリングで一気にフレッシュイチゴ、ミント、紅茶の香りが広がる
酸味はしっかりとして上品、まろやかで爽やかな渋味をもち、果実味は豊かでスムーズ。余韻も長くエレガント

プイイ・フュイッセ・テロワール・ド・ヴェルジッソン

テロワールを反映した上品で芳醇な酸味と果実味のバランス
伝統的な製法に拘り、ブルゴーニュ全域の多彩なテロワールを表現するシャルドネの名手、ヴェルジェのフラグシップ・ワイン。
上品なバランスのよさをもち、その上で濃く力強い味わいは最近の流行でもあります。
酸味:★★★☆☆ 渋味:☆☆☆☆☆ 果実味:★★★★☆
甘味:★★☆☆☆ ボディの厚さ:★★★★☆

基本データ
品種 シャルドネ100%
産地 マコネ・プイイ・フュイッセ
造り手 ヴェルジェ
ヴィンテージ 2010年
アルコール度数 13%
透明感の強い、濃いイエロー
香り 爽やかな香り。ハーブの香りとともに樽の香りが広がる
酸味と果実味が上品にまとまっており、スムーズで飲み応えがる

サン・タムール セリエ・デ・クロ

ヌーヴォーとはひと味違う、ボージョレの上品なジューシーさ
ブルゴーニュでも有数のネゴシアン・エルヴールであるルイ・ジャドにより造られたワイン。
上品さを感じるフルーティな味わいは、ボージョレの魅力を知るのにピッタリです。
酸味:★★★★☆ 渋味:★★☆☆☆ 果実味:★★★★☆
甘味:★★★☆☆ ボディの厚さ:★★★☆☆

基本データ
品種 ガメイ
産地 ボージョレ サン・タムール
造り手 ルイ・ジャド
ヴィンテージ 2010年
アルコール度数 13%
エッジが軽くオレンジがかった、透明感の強いルビー色
香り イチゴの凝縮した香り
フルーティ&ジューシー、酸味は強めで、上品なボージョレらしい味わい。
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