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勝沼ワインQ&A
 
<あ>
Q:赤ワインは体にいいとよくききますが、甲州の白ワインはどうなのですか?
A: 少し前に赤ワインに多く含まれるポリフェノールが体に良いと言われ、新たなワインブームを引き起こしました。アメリカの大学の実験によれば、白ワインには大腸菌やサルモネラ菌などの恐い細菌に対する強い抗菌効果が認められています。また、胃腸が疲れて食欲が落ちているような時にも回復に力を貸してくれるそうです。日本では昔から「酒は百薬の長」と言われますが、適量が肝心です。

Q:赤ワインが体にいいと聞きましたが、おすすめの勝沼ワインは?
A: 赤ワインがよく飲まれる南フランスでは、他の欧米諸国同様に乳脂肪摂取量が多いにもかかわらず、動脈硬化になる人の割合が際立って少ないことは「フレンチ・パラドックス」と呼ばれ、研究により赤ワインに含まれるポリフェノールが動脈硬化を予防することがわかりました。
ポリフェノールは黒、紫、赤など濃い色の葡萄の皮や種に多く含まれますが、赤ワインはこれらのぶどうの果汁と一緒に果皮や種ごと発酵させるため、ポリフェノールが多く含まれるようになります。赤ワインなら銘柄を問わずポリフェノールは含まれています。
ただ、一口に赤ワインといっても、深いコクのあるタイプから軽いタイプまで、味わいは様々です。ワインを飲み慣れていない方にとって、辛口やコクのあるワインはかなり抵抗感がある場合もありますので、最初は甘みのあるものや、いわゆるライトボディタイプの軽い口当りの飲みやすいものから飲まれるといいでしょう。勝沼の赤ワインはライトボディが多いので、まさにおすすめです。
<か>
Q:勝沼ワインは寝かせれば寝かせるほどおいしくなりますか?
A: 必ずしもそうとは限りません。ワインのタイプや個性は、多種さまざまで、あまり寝かさずに早めに飲んだ方がおいしいもの、長期間寝かせて初めて美味しくなるものもあります。前者のタイプは、原料ぶどうに由来する果実香とフレッシュな風味が魅力です。後者のタイプは、貯蔵の過程でうまれた複雑な香り(ブーケ)とまろやかな風味が楽しめます。
ぶどうの産地特有の風土、原料ぶどうの本来の性質など様々な要因によって飲み頃は変わってきます。したがって一概には「古いワインほどうまい」とは断定できません。
 勝沼のワインは、甲州やマスカット・ベリーAなどの在来品種は早飲みタイプが多く、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローやシャルドネなどの外国品種は寝かして飲むタイプが多いです。

Q:購入した勝沼ワインの飲み頃を教えて下さい。
A: 勝沼産のほとんどのワインは十分楽しめる状態で出荷されています。ワインは非常にデリケートなお酒ですから、高温や温度変化の激しいところに置くと風味が低下します。できるだけ、早めにお飲みになることをおすすめします。特に新酒などのフレッシュさを楽しむタイプのワインは“新酒の風味”を損ないますので、お早めにお飲みください。

Q:勝沼ワインはどんな料理に合いますか?
A: サッパリした味わいの甲州ワイン、ライトな飲み口のベリーA赤ワインはともに、薄味の日本食に良く会います。濃厚なソースの西洋料理には欧州品種の厚みのあるワインが合うのとは対照的です。特に、辛口の甲州ワインをいただきながらのお刺身などには、醤油にレモン汁を加えるとより一層合います。

Q:子供の誕生日を記念して、生まれた年のワインを購入して将来成人した時に一緒に飲もうと思いますが、どんなワインを選んだらよいでしょうか?
A: お子様の生まれ年のワインを購入して、成人されてから一緒に飲むなんて素敵ですね。ところが解決しなければならない大きな問題があります。
まずはワインの品質。この場合のワインは少なくても20年間の熟成が可能なワインということになります。普通、20年の熟成が可能なワインというのは、ワイン自体のポテンシャルが高く、自ずと高価なものになります。
次にワインの保存です。一年を通じて12度〜16度ぐらいの温度で、振動がなく静かで暗く、なおかつ湿度があるところでないとワインの保存場所には向きません。冷蔵庫は冷えすぎるし振動もあるので向きませんから、専用のワインセラーがないと20年以上の熟成はまず無理です。
ところで、話を戻すと、勝沼のワインで20年間の保存に耐え得るワインは・・・というと、残念ながら現状は皆無に等しいです。それでも勝沼産ワインにこだわるのであれば、とりあえずフルボディの赤で一番高価なワインでお試しください、ということになりますが・・・。
<さ>
Q:ワインに含まれる「酸化防止剤(亜硫酸塩)」は体に悪影響はありませんか?
A: ぶどうは空気に触れると酸化して色や味が変化します。これを防ぐために、ワイン造りでははるか昔から世界的にかつ伝統的に亜硫酸が用いられてきました。含有量もごく微量で、ワインの長い歴史の中での実績があり、また近年では使用量の基準が決められていて、その安全性は認められております。

Q:シュールリーってなんですか?
A:

 「シュール・リー Sur Lie」とはフランス語で「澱(オリ)の上」という意味で、ロアールの河口のムスカデ・ワインに古くから利用されている方法です。白辛口ワインに適用される方法で、醸造終了後、澱引きをせずに、長期に澱の上にワインを貯蔵する方法です。一般的には、醗酵が終ったワインは、澱が沈んだ後、上澄みを別 のタンクへ移して澱引きをします。澱と長い間接触させておくと、澱臭が付くなど酒質が劣化する危険があったり、澱引き作業中の適度の空気との接触は、新酒に存在する未熟な臭を消す効果 もあります。一般に接触期間は5ヶ月以上です。
 シュール・リー法で醸造したワインの飲み頃はフルーティなエステル香を主体とする繊細優美な芳香と新鮮でクリスピーな味を特徴とするびん詰直後(4〜6月)から始まり、さらにびん熟が進むと芳醇な香に変化する秋以降も楽しめます。


<な>
Q:飲みきれなかった甲州ワインがあるのですが、何か上手に利用する方法はありませんか?
A: 飲み残したワインは、栓をし直して冷蔵庫に保存しておけば、1週間程度なら問題なく飲むことができますが、できるだけ早くお飲みになることをおすすめします。
また、風味が落ちていなければ料理にお使いいただくのも、上手な利用法です。
・・・例えば、ワインに肉を漬けると、肉がやわらかくなり、風味も良くなります。また、魚を漬けると生臭みもなくなります。煮ものやシチューに加えると、風味やコクが増します。特に甘口のワインなどはお菓子作りにお使いいただくのもいかがでしょう。
<ら>
Q:ラベルに年号の入ったワインがありますが、どういう意味ですか?
A: ラベルに表記してある年号は「ヴィンテージ」の表示で、そのワインに用いた原料ぶどうの収穫年のことです。ぶどうの成熟度は、気象条件によって大きく左右されます。毎年良好な作柄になるとは限りません。日本では、長いこと同一銘柄で毎年味がかわるということに理解が得られず、年号を入れないのが普通でしたが、外国産のワインが多く消費されるようになり、その意味が理解されるようになったため、最近は年号を入れることが増えました。
しかし、ヴィンテージだけでボトルの中のワインの良し悪しは判断できません。ぶどうの作柄とワインの品質は必ずしも一致しないからです。作柄の良かった年でも、できの悪いワインがありますし、逆に作柄の良くなかった年でも、おいしいワインがあります。また、年号の有無は、そのワインが高級かどうかの判断基準にもなり得ません。
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